新居浜市垣生町に位置する「垣生山」は瀬戸内海に隣接しており、展望台から見る穏やかな海と町並みはまさに絶景。
反対側からは新居浜市と四国中央市にまたがる法皇山脈を眺めることができます。
この贅沢な景色、なかなかキツイ登り道もありますが、幼稚園児でも20分もあればたどり着けるんです。子供連れにも嬉しいですね!
展望台には桜も植えられており、お花見の季節には桜と海と町並みの絶景コラボが楽しめます。
さらに4月2週目に登った際には、チューリップと鯉のぼりまであり、写真好きな方にも嬉しい欲張りな景色となっています。
駐車場は?
垣生公民館が駐駐車場となっています。
〒792-0872 新居浜市垣生2丁目12-26
垣生小学校とファミリーマート新居浜垣生店の間です。
ファミマで水分調達しても◎
駐車場も20台ほど停められそうでした。
登山口には駐車場がないので、必ずここに停めてくださいね!
登山口までは?
垣生公民館から登山口までは5分ほど。
公民館のフェンスに垣生山遊歩道の案内板があり、それぞれの場所への所要時間も記してくださっています。
道順を書いた案内板も設置されており、ありがたかった心遣い。
まずは公民館で入口側にある横断歩道を渡って、山に向かって直進します。
突き当たりまで歩くと、案内板。
2つの登山口が記されていて、迷いましたが右側の「中西登山口」を選択。
地図を見てみると、2つの登山口は展望台まで半分ちょっと進んだ辺りで合流するようになっていました。
あとは案内板が分かりやすく設置されているので、それに沿って進むだけです。
登山口〜展望台まで
登山口には、杖が用意されています。
まずは、畑や草むらの間に整備されたコンクリートの道を歩きます。
途中、傾斜がきつめの所は写真のようにゴム板が敷かれていました。
ですが、雨上がりの日は滑りやすそうなので、気をつけた方がよさそうです。
コンクリートの道が終わると小休憩できるベンチが設置されています。
ここからでも、なかなかいい景色。
そして、ここが今日一番の難所。
距離は短いですが、かなりきつめの坂道となっており、その区間は手すりが設置されています。
上りは気合で上がれますが、下りは大人でもずるっと滑ってしまったので、手すりを持ってゆっくり進んでくださいね。
手すり使用で、年中さんの幼稚園児もクリアできました!
垣生山遊歩道には、いくつかの分岐点がありますが、途中で迷わないよう案内板が分岐ごとに建てられているので、初めてでも安心して登ることができます。
そして、ついに展望台へ到着。
駐車場で利用した垣生公民館から展望台まで20分程度で登ることができました。
展望台からの眺め
思ったよりも急な坂道があったので、太ももがパンパンになりましたが、20分程度でこんな美しい景色が見られるとは!
湾のラインも綺麗。
奥にうっすら見えるのは今治方面で、しまなみの多々羅大橋辺りまで見渡すことができます。
そして海だけでなく、桜とチューリップ、鯉のぼりの共演も楽しめます。
山の展望台とは思えない華やかさ。
桜が満開の時期だとより綺麗でしょうね〜。
この展望台や遊歩道は、地元の方で結成されている「垣生山よもだ会」が整備、チューリップは垣生小の子供達が植えたんだそう。
地元の方々から慕われ、大切にされている山だということが窺い知れます。
そして、海と反対方向はというと…
新居浜市と四国中央市にまたがる法皇山脈の景色が見渡せます。
法皇山脈、初めて知ったのですが、石鎚山脈の笹ヶ峰東部から北東に出た山の支脈とのことで、標高1200〜1700m級の山で構成されているそうです。(法皇山脈魅力発信プロジェクト ここからはじめるわたしの山脈 参考)
展望台には屋根付きのテーブルベンチと、町と海が存分に眺められる場所へのベンチが設置されています。
ゆっくりと景色を楽しんでくださいね。
展望台から三角点まで
展望台から三角点までは10分ちょっとで到着できます。
展望台の奥の細い道を進みますよ。
ロープが張られた場所もありますが、ない所も多いのでお子さん連れの方は気をつけて進んでくださいね。
道の傾斜は緩やかで展望台までのようなキツさはなかったです。
そして駐車場から三角点まで、年中さんと一緒で35分程度で到着しました。
三角点からの景色はこちら。
展望台ほど開けた景色ではなかったですが、木々の間からも町並みと垣生海岸を見ることができました。
今回は登りませんでしたが、ツバクロ峯からみる景色も絶景とのこと。
美しい海とヨットハーバの景色だそうで、こちらもぜひ回ってみてくださいね。
トイレは珍しいタイプなので注意!
トイレは展望台にあり、木製の洋式トイレでした。
これが珍しいタイプで、コンポストトイレという環境に優しいトイレ。
コンポストトイレとは、微生物のはたらきで排泄物を分解して堆肥にかえるというもの。
便器内を見てみると、尿と便を分けるために仕切りがありましたが、普段通り座って排泄したので大丈夫です。
また、排泄後の注意点もあるので、トイレ内の張り紙をよく読んでくださいね。
排便の場合は、便を堆肥化するために攪拌が必要になるので、便器横のレバーを回します。
便器下の方に堆肥が見えているので、初めての方は驚くかもしれません。
私も息子にどうやればいいか分からん!と呼ばれて驚きました。
また、トイレットペーパーは分解できないので、トイレ内にあるゴミ箱に捨てるようになります。
排尿の場合は、少量の水を自分で流します。
トイレ内にジョウロが置いてありましたが、空っぽだったので手持ちの水を使用。
もしかしたら、どこかに水があったかもしれません…
そして、なんとなくこういうタイプのトイレは臭いのでは…と身構えてしまいますが、特に悪臭はなかったです。
尿と便を分けている事で悪臭を防げる様ですよ。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
おでかけの参考にしてみてね!