清流や滝壺の底深くまで見えるほど美しく透き通り、息をのむような美しいブルーに見える事から「仁淀ブルー」と呼ばれる清流「仁淀川」。
仁淀川は国土交通省が発表する「水質が最も良好な河川」に過去10年で8回も選ばれており、国からも認められている清流です。
「仁淀ブルー」というのは特定の場所を示すものではないですが、特に美しく人気のある場所が3ヶ所あり、
「にこ淵」「中津渓谷」「安居渓谷」が知られています。
今回は、その人気スポットの1つである「にこ淵」の紹介です。
アクセス
「にこ淵」は、高知県いの町清水程野にあり、仁淀川の支流である枝川川に位置します。
愛媛県松山市からのルート
高速道路いよ小松JCTから国道11号線を右折(西条市内方面)に向かいます。
しばらく進み、加茂川橋交差点を右折し、国道194号線(そらやま街道)へ。
ひたすら国道194号線を走っていると、ヘアピンのような分岐点が現れるのでそちらに入っていきます。
そこから少し進むと、案内板や公衆トイレが見えてきます。
にこ淵にはトイレがないので、必要時利用しておいてね。
ここから1㎞で「にこ淵」に到着です。
道は整備されており、離合時もスムーズ。
《住所》高知県吾川郡いの町清水上分 1278
車がない方は観光タクシーがおすすめ。にこ淵だけでなく他の観光名所も一緒に楽しむ事ができますよ。
旅行メディアを運営されているSightseeing Notes様のこちらの記事で詳しく紹介されているのでご覧ください。
駐車場
駐車場や駐車スペースは10か所。
案内板があるので分かりやすいと思います。
駐車場や、
駐車スペースとして整備されています。
遠い駐車スペースだと1㎞ほど歩く場合もあり大変ですが、指定された場所以外の駐車は遠慮くださいね。
にこ淵
ここから下の滝壺へ階段を降りていきます。
初めは緩やかな坂や階段。
そして、途中からかなり急な階段になります。
この階段は2020年4月に作られたばかりで、今まではもっと急な下り道でロープや鎖を伝っていくという難所だったそう。
階段が整備され訪ねやすくなったけれど、段さが子供の膝高さほどあるので、ちょっと息があがりそうでした・・・
手すりがあるものの、足腰の弱い方や車椅子の方は困難。
また、雨上がりで濡れている場合も滑りやすいので注意してね。
このように禁止事項が貼られているほど。
「ハイヒール禁止」との記載もありますが、実際に上り下りしてみてスニーカーでないと危ないと感じました。
滝壺周囲は大きな岩の上、それも苔が生えた箇所もあるので、滑り防止のためのスニーカーが必須です。
「にこ淵」が見えてきました。
木々や岩々に囲まれた小さな滝壺。
その奥から滝が流れる様子は秘境というのにふさわしい、とても雰囲気があります。
この日はブルーではなく、深みのあるグリーンに見えました。
天気や日の光の当たり具合で、見え方も変化するそう。
大雨が降った後などは、透明度が半減している事があるので注意が必要だよ。
深みのあるグリーンも神秘的で魅力的ですが、ここでしか見られない「仁淀ブルー」も気になりますよね。
実はこの「仁淀ブルー」を見るには天気と時間帯がかなり重要。
仁淀ブルーの条件は、お天気がよく、日の光が「にこ淵」全体に差し込むお昼前後の数時間。
生憎、訪問日は雲が出てしまって晴天ではなかったの・・・
また、「にこ淵」は木々で囲まれているので、滝壺全体に光が差し込むのは限られた時間だけ。
限られた時間や条件でしか見られない事で、更に神秘性が増しますね。
いろんな滝壺の表情を見たいと何度か訪れる人もいるんだとか。
お出かけの際はお天気と数時間に気をつけてみてね。
そして・・・
この条件をクリアして見られる絶景がこちら。
参照:ISHIZUCHI JOURNEY JAPAN HP
透き通るブルーが神秘的。
ただただ見とれる美しさです。
人気の絶景スポット、わざわざ足を運ぶ理由が分かります。
近くでみると、底までよく見えますね。
驚きの透明度です。
古くからの伝説で『水神様の化身とされる大蛇が棲む場所』と伝えられており、神聖な場所として扱われ、地元の方はほとんど近づかないのだそう。
そんな地元の方々の心情や美しい滝壺を守るため、マナーは大切にしなければなりませんね。
また、「にこ淵」は岩場から鑑賞するようになっており、広さもありません。
他の訪問者さん達とも気持ちよく鑑賞できるように配慮したいですね。
いかがでしたか?「仁淀ブルー」「奇跡の青」と称される「にこ淵」の景色。神秘的な絶景と雰囲気に触れてみては!?