もみじ寺と呼ばれるほど見事なもみじと自然、伝統と歴史ある寺として名勝に指定されている「西山興隆寺」
2022年11月20日、紅葉狩りに訪ねてみました。
紅葉シーズンという事もあり、多くの人で賑わっていました。
気になる紅葉の状況は…
深い赤に色づいている場所もあれば、黄色・オレンジとグラデーションを楽しませてくれる場所、まだまだ紅葉はこれからといった場所と様々。
参道は少〜し色づき始めたかなという箇所もありますが、まだまだ緑色。
本堂辺りは、緑色の所もありますが、色づきが進んできたかなという印象でした。
西山興隆寺 2022年紅葉状況
西山興隆寺は広大な敷地を有するお寺。
皇極天皇の時代、640年ごろに空鉢上人が開山し、歴代の皇室・武将・藩主・地方信仰者の崇敬を集めた名刹。
仁王門、勅使門など本堂へ向かうまでにたくさんの名所もありますよ。
本堂
国の重要文化財に指定されている本堂。
写真の様に本堂奥は少し色づいてきていました。
どっしりとした雄大さと、簡素ですっきりした屋根のフォルムが印象的な本堂。
本堂向かいにある大師堂から撮影すると、建物と山のもみじが収まりやすかったです。
でも日曜でシーズンという事もあり途切れることのない人でなかなか…
こちらは、本堂側にある納経所辺りの様子。
この辺りが一番紅葉が進んでいました。
大きなイチョウも鮮やかです。
三重塔
三重塔へ上る階段にかかるもみじと塔のコラボ。
この三重塔は江戸時代後期のもので、県の文化財に指定されています。
こちらは、黄色、オレンジ、赤に色づいたもみじと、少〜し黄色に色づいてきたもみじが楽しめます。
柔らかで温かみがありながらも、黄緑のスッキリとした爽やかさも感じられるお写真になるかなと思います。
勅使門
宝暦6年に建立された勅使門。
本堂へ向かう階段途中にあります。
この奥に進むと「扇望景」と呼ばれる景観場所があります。
その名の通り、扇型に開けた景色が見られます。
ここから少し下に降りた場所からススキと一緒に撮っても◎
「扇望景」の場所にはベンチがあるので、景色を見ながら休憩も可能です。
参道
本堂、勅使門など境内上の辺りは紅葉が進んできていましたが、参道はまだまだ緑色。
西山興隆寺 紅葉以外にも見どころあり
仁王門
仁王門は大正7年の建立。
彫刻は鎌倉時代の御作。
間近で見る迫力はさすが、門番の役割を担う仁王様です。
牛石
こちらは、「牛石」と「牛」と名付けられているだけあって、本当に牛が座っているかのような巨大な石です。
枯れ草が差し込まれているところを見ると、牛の口に草を入れてにぎらっている様に見えますね。
千年杉の古株
枯れ木となっても、樹齢千年以上の古株の存在感の大きさといったら、すごいです。
苔など生えているので見逃しそうですが、立て札があるので見てみてくださいね。
駐車場
紅葉シーズンは大勢の観光客で賑わいます。
駐車場は3ヶ所で、100台ほど駐車できますが、ぎりぎり停められたという感じでした。
シーズン中の土日は時間を調整して、ゆとりを持たせた訪問がおすすめです。
お寺に向かう道でまず初めに見える駐車用が1番広いです。
この駐車場の入り口からほんの数十m上がったところに、2つ目の小さめの駐車場。
そして3つ目は、2つ目の駐車場から道に沿ってあります。
写真を見て分かる様に、道は狭めで通行人もいるので、ちょっと停めにくいかもしれないですね。
上ったはいいものの、停められなかった時のことを考えるとシーズン中は1つ目、2つ目の駐車場の方がスムーズに停められそう。
道はながらかな坂道です。
杖を持参されている方もいらっしゃいました。
階段の多い参道に注意
この境内配置図を見ても分かる様に、西山興隆寺はかなり広く、本堂までの距離も結構ありました。
しかも、階段がかなり多くて…
なかなかハードな運動量。
赤橋を渡り、階段スタートになります。
実際に、何人も使っている方をお見かけしました。
低めの段差で踏み台部分も大きくゆとりのある場所もありますが、踏み台部分が狭めな場所もあるので歩きやすい靴がおすすめです。
私は前回が10年ほど前の訪問だったので、階段がこんなにあるとは覚えておらず…
どれくらい階段続くの〜いう感じだったので、上るぞ!という気持ちでお訪ねください〜。